フィリピンは亜熱帯の国で、気温が高く湿度が高いです。
そのため、フィリピンの家は風通しをよくすることや雨風に耐えることが重要です。
また、フィリピンは貧富の差が激しく、住宅事情もさまざまです。
この記事では、フィリピンの家の特徴や文化、住宅タイプ、伝統的な竹の家などについて詳しく紹介します。
フィリピンの住宅事情｜貧困層から富裕層まで
フィリピンの住宅事情は、貧困層・中間層・富裕層で大きく異なります。
貧困層は木材やトタンで作った簡素な家に住んでおり、窓やドアにガラスや鍵がなく、お風呂やトイレも共同スペースとしてあります。
中間層はコンクリートブロックで作った一戸建てやグレードが低めのコンドミニアムに住んでおり、生活環境は整っています。
富裕層は高級住宅地にある一戸建てや高級コンドミニアムに住んでおり、セキュリティや施設が充実しています。
メイドや運転手を雇っている場合もあります。
フィリピンの住宅タイプ｜コンドミニアムから一戸建てまで
フィリピンの住宅タイプは、コンドミニアム、アパート、タウンハウス、一戸建てがあります。
コンドミニアムは高層ビルに多くの部屋があるもので、家具が揃っていたりプールやジムなどがあったりします。
アパートは日本と同じように一階建てや二階建ての建物に部屋があるものです。
タウンハウスは2つ以上の住宅を1棟に建て連ねたもので日本の長屋のようなものです。
一戸建ては自分だけの敷地内に建てられた家です。
フィリピンの伝統的な竹の家｜ニッパヤシを使った自然素材の家
フィリピンの伝統的な家といえば、ニッパヤシというヤシ科の植物の葉を屋根材や壁材として用いた家です。
竹を骨組みとしてニッパヤシの葉を編みこんだものを作り、それを屋根や壁に用いるそうです。
ニッパヤシの屋根は風雨にも強く風通しが良いので、湿気の高い亜熱帯の国に適しています。
ニッパヤシの家は、リビング、寝室だけという平屋の二部屋の家が多いようですが、木造の家や、コンクリートの家は二階建て、三階建てがあります。
フィリピンの家づくりに影響した文化｜スペインやアメリカなどの外国の影響
フィリピンの家づくりには、スペインやアメリカなどの外国の影響が見られます。
スペイン統治時代には、スペイン風の建築様式が導入され、石造りの壁やアーチ型の窓、赤い瓦屋根などが特徴的です。
アメリカ統治時代には、アメリカ風の建築様式が導入され、木造やコンクリート造りの家が増えました。
また、フィリピンは多民族国家であり、マレー系や中国系などの文化も家づくりに影響を与えています。
まとめ
フィリピンの家は、気候や経済状況に合わせて様々な形や素材で作られています。
フィリピンに住む人たちの暮らしや文化を知るためにも、フィリピンの家について学んでみると面白いかもしれません。
この記事では、フィリピンの家の特徴や文化、住宅タイプ、伝統的な竹の家などについて詳しく紹介しました。
フィリピンの家に興味がある方はぜひ参考にしてください。
