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アジア/オセアニアの家

インドの家の特徴とは? 日本との違いや魅力を紹介

インドの家の特徴とは?驚きの事実をご紹介! アジア/オセアニアの家
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こんにちは、米田です。
私は世界中を旅して、日本ではあり得ない家を見るのが好きです。
今回は、インドの家の特徴についてお話ししたいと思います。

インドは世界で2番目に人口の多い国で、多様な文化や宗教が混在しています。
そのため、インドの家も地域や階層によってさまざまな特徴があります。

ここでは、インドの家に関する5つの驚きの事実をご紹介します。

インドの家はカースト制度によって決まる

インドでは、古くからカースト制度という身分制度が存在しています。
カースト制度とは、人々が生まれたときから決まった階層に分けられ、その階層に応じて職業や結婚相手などが制限される制度です。
カースト制度は現在も影響力が強く、インドの家もカーストによって決まります。
一般的に、カーストが高いほど家も大きく豪華になります。
最上位のカーストはブラフミンと呼ばれ、神職や学者などの知識階層に属します。
ブラフミンの家は石造りやレンガ造りで、庭やバルコニーなどもあります。
中間層のカーストはクシャトリヤやヴァイシャと呼ばれ、戦士や商人などの職業に就きます。
クシャトリヤやヴァイシャの家は木造りや泥造りで、一部屋から数部屋程度です。
最下位のカーストはシュードラやダリットと呼ばれ、農民や労働者などの労働階層に属します。
シュードラやダリットの家は竹や草で作られた小さな小屋で、水道や電気などもありません。

インドの家は宗教によって飾り付けられる

インドでは、ヒンドゥー教やイスラム教、仏教など様々な宗教が信仰されています。
そのため、インドの家も宗教によって飾り付けられます。
ヒンドゥー教徒の家では、神々を祀る祭壇を設置しています。
祭壇には花や果物、香料などを供えてお祈りをします。
また、玄関や壁には色鮮やかな模様を描いています。
これはランガオリと呼ばれる伝統的な芸術で、邪気を払うと信じられています。
イスラム教徒の家では、アラビア文字で書かれたコーラン(イスラム教の聖典)の一節を掛け軸や絵画として飾っています。
これはアラビック・カリグラフィーと呼ばれる美術で、神への崇拝を表現しています。
また、イスラム教では偶像崇拝を禁じているため、人物や動物の絵は飾りません。
仏教徒の家では、仏像や仏教の教えを示すシンボルを飾っています。
仏像は座禅や瞑想の際に向かってお祈りをします。
仏教のシンボルには、輪(サンスクリット語でチャクラと呼ばれる)や蓮の花、法輪(ダルマチャクラと呼ばれる)などがあります。
これらは仏教の教義や目標を象徴しています。

インドの家は気候によって工夫される

インドは広大な国土を持ち、気候も地域によって異なります。
そのため、インドの家も気候によって工夫されます。
北部の山岳地帯では、冬になると雪が降り寒くなります。
そこで、家は石造りやレンガ造りで厚い壁を作り、暖かさを保ちます。
また、屋根は斜めになっていて、雪が滑り落ちるようになっています。
南部の海岸地帯では、一年中暑く湿気が多くなります。
そこで、家は木造りや竹造りで軽くて通気性の良い素材を使い、涼しさを求めます。
また、屋根は茅葺きや草葺きで、日差しや雨を遮るようになっています。
西部の砂漠地帯では、昼と夜の温度差が激しくなります。
そこで、家は泥造りで厚い壁を作り、昼は熱を遮り、夜は熱を放出するようになっています。
また、窓は小さくて少なくしています。

インドの家は中庭式住居が多い

インドの住居は地方によってさまざまであるが、地域や民族・文化の違いを超えた一定の共通性が見られる。
それは中庭を中心とした住居形式である。
中庭式住居はモエンジョ・ダーロ遺跡からも数多く発掘されており、その歴史はインド文明とともに古い。
中庭式住居の特徴は以下の通りです。

  • 中庭は光と風を取り込むための空間であり、祭祀・家事・家業・家畜飼育などの場となる。
  • 中庭に面してダランという半屋外の部屋があり、炊事や食事・休憩・団欒などさまざまに利用される。
  • 居室は中庭とダランの周囲に配される。
    用途には寝室・居間・客間・台所・作業場・倉庫・祭祀室などがある。
  • サービス機能(階段・トイレ・浴室・井戸など)は中庭を配した平面上で最も幅の狭くなる一面に集約される。
  • 外部に対しては閉鎖的であり、玄関以外に開口部がほとんどない。
  • 屋上は夜間や暑期以外の昼間に安全な屋外空間として活用される。

インドの家は色鮮やかで美しい

インドの家は色鮮やかで美しいというのも、インドの家の特徴のひとつです。
インドでは、色にはさまざまな意味や象徴があります。
例えば、赤は幸運や愛や情熱を表し、黄色は知恵や平和や喜びを表し、緑は自然や豊かさや希望を表します。
そのため、インドの家では、色を積極的に使って自分たちの気持ちや信念を表現しています。
インドの家の色彩は、地域や宗教によっても異なります。
例えば、ラジャスタン州では、青い家が多く見られます。
これは、青はブラフミン(最上位のカースト)の色であり、また夏の暑さを和らげる効果があるとされるからです。
また、ケーララ州では、白い家が多く見られます。
これは、白は純潔や清潔さを象徴し、また南部の湿気を反射する効果があるとされるからです。
インドの家は色だけでなく、装飾品やアクセサリーも美しく飾られています。
例えば、壁には絵画や写真やタペストリーなどが掛けられています。
また、窓にはカーテンやブラインドやビーズなどがかけられています。
さらに、床には敷物やクッションや花瓶などが置かれています。
インドの家は色鮮やかで美しいことで有名ですが、それは単なる見た目だけではありません。
色にはインド人の心や文化が込められており、インドの家はインド人の生き方や思考を反映しています。

まとめ

インドの家はカースト制度によって決まった階層に応じて大きさや豪華さが違います。
また、宗教によって神々や聖典を飾った祭壇や掛け軸があります。
さらに、気候によって素材や形状が工夫されています。

インドの家は日本とは全く異なる特徴を持ち、その多様性に驚かされます。
インドの家を見ることで、インドの文化や歴史、生活についても知ることができます。
私はインドの家を見て、インドの人々の知恵や信仰心に感動しました。

皆さんもぜひインドの家に興味を持ってみてください。
世界の家の多様性に触れることで、自分の視野も広がるかもしれません。

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