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アジア/オセアニアの家

インドのホーリー祭りは春を祝い五穀豊穣を願うカラフルで危険な祭り

インドのホーリー祭りは春を祝い五穀豊穣を願うカラフルで危険な祭り アジア/オセアニアの家
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インドでは春の訪れと共にカラフルなホーリー祭りがおこなわれます。
お祭り中は「ハッピーホーリー!」の声とともに色粉や色水が飛び交い、街はカラフルな粉で彩られ、人々は互いに色粉や色水を投げ合いながら冬の終わりと春の始まりを祝います。

ホーリー祭りとは

ホーリー祭りは、春の訪れとともに五穀豊穣を願う祭りとして古くからヒンドゥー教の祭りとしてインドでおこなわれてきました。
3月(インド歴第11月=太陽暦では3月)の満月に当たる日から2日間にわたり祭りが開催され、

現代でもカースト制度や男尊女卑のイメージが抜けきらないインドでは、この日ばかりは性別や身分、年齢や国籍に関係なく無礼講になります。
また、お酒が禁止されているヒンドゥー教徒がお酒を飲める日でもあるため、祭りは盛大に盛り上がります。

ホーリー祭りの1日目がホーリーです。
ホーリーカ・ダーハ(焚き火の夜)と言って焚き火で人形を焼き悪魔を払い、2日目に色粉や色水をかけ合うドゥルヘンディをおこないます。
起源は諸説ありますが、カシミール地方の人家から悪霊を追い払うために泥や汚物を投げたことと、春を祝う祭りが融合して今のスタイルになったと言われています。
現在のホーリー祭りは、赤や黄色、緑といった様々な色の粉を使い人々が互いに色を塗り合うことで知られています。

ホーリー祭りの楽しみ方

地域によって祝い方が異なるホーリーですが、色粉をかけ合うのは基本的にどこでも同じです。
数日前から多くの色粉屋さんが露店に出現し、色粉と並んで水鉄砲も売りに出されます。
現在では、ホーリーに参加するために海外からインドに訪れ、異文化を楽しむ観光客も少なくありません。

しかし、中には色粉や色水を嫌がる住民もいるため、親しい身内だけで集まってホーリーを祝う家もあります。
とはいえ、ホーリーハイで街中やご近所さん誰とでも仲良くなれるチャンスです。

ホーリー祭りの注意点

まず、ホーリー祭りに参加する際は汚れてもいい服装で参加します。
前述したように、数日前から色粉屋さんが出没するのでホーリー当日以前から汚されても構わない服装で出歩くことをおすすめします。
当日の注意点としては、自然由来の色粉や色水であれば健康に良さそうですが、安価な色粉などは肌荒れなどを引き起こします。
また、ホーリー祭りでは色粉や色水以外に泥や糞、石を混ぜたものを投げる人もチラホラいると聞きます。
女性の単独参加の場合は、ホーリーハイの群衆の中でトラブルに巻き込まれないように注意が必要です。

まとめ

ホーリー祭りは、単なるカラフルな祭りではありません。
それは、悪霊を追い払い、新しい季節を迎えるための古い儀式から生まれたインドの文化と伝統を祝う行事です。
もしホーリー祭りに参加する機会があれば、そのカラフルで活気に満ちた瞬間を楽しんでください。
ただし、安全に楽しむための注意点を忘れずに。

私はこのような日本と違う異文化の祭りを知ることで、心を豊かにし喜びをもたらすことを願っています。
世界中の家の多様性や暮らしを探求する旅は続きますが、ホーリー祭りのようなイベントはその旅に彩りと深みを加えてくれます。
皆さんも、新しい文化を体験してみてはいかがでしょうか。

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