イギリスの家と聞いて、どんなイメージが浮かびますか？
アンティークな家具や暖炉、出窓や猫足のバスタブなど、日本ではあまり見られない魅力的な要素がたくさんあります。
イギリスの家は、その歴史や文化を反映した多様なスタイルが存在します。
この記事では、イギリスの家の間取りや特徴、代表的なインテリアスタイルについて紹介します。
イギリスの家に住んでみたいという方や、イギリス風インテリアに興味がある方はぜひ参考にしてください。
イギリスの家の間取りと特徴
イギリスの家は、一戸建てと集合住宅に大別できます。
一戸建てには、完全に独立したデタッチドハウス（detached house）、2戸が一緒になったセミデタッチドハウス（semi-detached house）、左右がくっついたテラスドハウス（terraced house）の3種類があります。集合住宅には、大きな家を階ごとに分けたフラット（flat）や、新築の高層マンション（apartment）があります。
一般的に、都市部ではテラスドハウスやフラットが多く、郊外や田舎ではデタッチドハウスやセミデタッチドハウスが多いです。また、同じロケーションでも、デタッチドハウス、セミデタッチドハウス、テラスドハウス、フラットの順に物件は希少になり、価格もその順に高くなります。
イギリスの家は日本と比べて壁が厚く断熱性が高いです。また、寒い気候に対応してほとんどの家は2重ガラスになっています。出窓はイギリスの家の特徴的なデザインで、日差しを確保するだけでなく、部屋を広く見せる効果もあります。暖炉は昔からある家では石炭を燃やすものが多いですが、近年では電気やガスで動くものも増えています。マントルピースと呼ばれる暖炉の周りの飾枠はインテリアとして重要で、小物やカードを飾ったりします。
イギリスの家の間取りは日本と違って1階と2階で機能が分かれています。1階には玄関ホール、リビングルーム、ダイニングルーム、キッチンなどがあり、2階には寝室やバスルームなどがあります。階段は通常、玄関ホールから上がるもので、中二階や螺旋階段などはあまり見られません。また、トイレは1階と2階の両方にあることが多く、バスルームと別になっていることもあります。イギリスの家では、寝室の数によって物件のグレードが決まります。例えば、3ベッドルームの家は3 bed houseと呼ばれます。
イギリスの家のインテリアスタイル
イギリスの家には、様々なインテリアスタイルがあります。代表的なものをいくつか紹介します。
クラシックスタイル
クラシックスタイルは、伝統的で上品なインテリアです。アンティークな家具やカーテン、シャンデリアなどを使って、豪華で落ち着いた雰囲気を作ります。色は深い赤や緑、紺などが多く、柄は花やストライプなどが好まれます。壁紙や絵画、置物などで部屋に個性を加えます。
モダンスタイル
モダンスタイルは、シンプルで洗練されたインテリアです。白や黒、グレーなどのモノトーンやパステルカラーを基調とし、木や金属、ガラスなどの素材を組み合わせます。家具は機能的でシャープなデザインが多く、無駄な装飾はありません。照明や小物でアクセントをつけます。
カントリースタイル
カントリースタイルは、自然や田舎を感じさせるインテリアです。木や石、レンガなどの天然素材や布製の家具を使って、温かみとぬくもりを出します。色は明るい青や黄色、ピンクなどが多く、柄はチェックやドットなどが好まれます。花や果物、動物などのモチーフの小物や飾り枕で可愛らしさを演出します。
まとめ
この記事では、イギリスの家の間取りや特徴、代表的なインテリアスタイルについて紹介しました。
イギリスの家は、その歴史や文化を反映した多様なスタイルがあり、日本では見られない魅力がたくさんあります。
アンティークな家具や暖炉、出窓や猫足のバスタブなど、イギリス風インテリアに興味がある方はぜひ参考にしてください。
イギリスの家に住んでみたいという方は、デタッチドハウスやセミデタッチドハウス、テラスドハウスやフラットなど、自分の好みや予算に合った物件を探してみてください。
イギリスの家で、歴史と文化を感じる住まいを楽しみましょう。
