こんにちは、米田です。
今回は、イヌイットの家についてお話ししたいと思います。
イヌイットがいる場所は極寒で一面雪景色な印象的ですが、実はその中でもさまざまな家があります。
今回は、カナダの氷雪地帯やデンマーク領のグリーンランドの先住民族であるイヌイットの家に注目して紹介します。
イヌイットの家
イヌイットとは、カナダやグリーンランドなどの北極圏に住む先住民族の総称です。
彼らは、厳しい自然環境に適応して、独自の文化を築いてきました。
イヌイットの家もその一例で、昔は動物の皮や骨で作ったテントや、雪で作ったイグルーを住まいとしていました。
これらの家は、移動や解体が容易で、暖かく保温できるという利点がありました。
イヌイットの現在
1982年憲法法第35項(カナダ)においてファースト・ネーション(イヌイットやメティ以外の先住民族)と同じように、イヌイットもカナダに住む先住民族として権利を確立しました。
そのため現在では、イヌイットの多くは木造やプレハブの家に住んでいます。
これは、政府や宗教団体などが彼らに定住を促したり、教育や医療などのサービスを提供した影響です。
また、気候変動や資源開発などによって、伝統的な生活が困難になっていることも理由の一つです。
イグルー以外の家を持つということはつまり「定住化」しているということであり、昔のように自然に身を任せて移動はしていないということです。
高性能ライフルを使い、普通の洋服を着て、犬ぞりではなくスノーモービルを使います。
物入りになれば、普通にショッピングモールにも出かけます。
調べているとYahoo!ニュースに「先住民イヌイットの生き方に反するデンマーク社会構造」という記事があり興味深いと感じました。
権利を保護された一方で、望まぬ扱いや縛りがあるのも事実です。
種族や文化に関係なく、同じ地球に住む人と人との共存が今後も課題ですね。
日本との違い
日本の家と昔のイヌイットの家(イグルー)とでは、大きな違いがあります。
例えば、
- 日本は地震が多い
日本は家は軽くて柔軟な構造になっていますが、イヌイットの家では寒さに耐えるために重くて堅牢な構造になっています。 - 日本は四季がある
四季があり気温や湿度が変化する日本では、家は開放的で調節可能な設計になっていますが、イヌイットの家では一年中寒いため、家は閉鎖的で保温性能を重視した設計になっています。 - 日本は島国
日本は海に囲まれた島国のため、人口密度が高く土地が限られており家は狭くて隣と近い場合が多いですが、イヌイットの家では人口密度が低く土地が広いため、一軒一軒が余裕を持ってつくられています。
まとめ
今回は、イヌイットの家について紹介しました。
彼らの昔の家「イグルー」は、自然環境や文化に合わせて工夫されていることが分かります。
日本とは異なる暮らし方や価値観を知ることで、世界の多様性に感動するとともに、自分の国や文化を見直すきっかけになるかもしれません。
私はこれからも、世界中の面白い家を探していきたいと思います。
次回は、どんな国のお話をしようかな?
それでは、またお会いしましょう。