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南北アメリカの家

チリの家の特徴と文化~世界一細長い国の住まい方~

世界一細長い国チリ!家の魅力と文化をご紹介 南北アメリカの家
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こんにちは、米田です。
私は世界中の家を見て回るのが趣味で、今回はチリの家についてお話ししたいと思います。
チリは南米の西海岸に位置する国で、北はアタカマ砂漠、南はパタゴニア、東はアンデス山脈という自然に恵まれた国です。
そのため、チリの家もその地域によって様々な特徴があります。
今回は、西部の太平洋との海岸線沿いの家、東部のアンデス山脈沿いの家、北部のアタカマ砂漠の家について紹介します。

チリとはどんな国なのか

チリという国について、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。
南米大陸の西側に長く細く伸びる国であることはご存知かもしれません。
その国土は南北に約4,300キロメートルにも及び、世界でも類を見ない多様な自然を持っています。
北部には乾燥した砂漠が広がり、南部には雪に覆われた氷河があります。中央部には肥沃な平野や温暖な気候があり、ワインや果物の生産が盛んです。
チリの人口は約1,900万人で、スペイン語が公用語となっています。
現在は民主主義の下で安定した経済や社会を築いています。

チリの家の特徴

海岸線沿いの家(チリ中央部)

チリには、太平洋に面した美しい港町があります。
その名はバルパライソといい、首都サンティアゴから車で約100キロメートルの距離に位置しています。
この町は、カラフルな家が丘の上に並ぶ光景で有名ですが、その家々には歴史があります。
19世紀から20世紀にかけて、多くの移民がやってきた時代に建てられたもので、木や鉄など手に入りやすい素材で作られています。
また、海から吹く強い風に耐えるために、屋根は斜めになっていたり、壁は厚くしたりしています。
バルパライソの家は、色とりどりのペンキで塗られており、それぞれの家主の個性が表れています。
日本では見られないような鮮やかな色彩が目を楽しませてくれます。

アンデス山脈沿いの家

アンデス山脈のふもとに位置するチリ東部は、標高の高い地域では冬季には雪が積もる寒い気候です。
このような環境に適応して、住民たちは石やレンガを使って頑丈な家を建てています。
屋根には茅葺きや金属板を用いて、雪や雨から家を守っています。
アンデス山脈のふもとに暮らす人々の家は、マプチェ族やインカ族といった先住民族の文化の影響を受けており、自然と調和した素朴な美しさがあります。
現代では純粋なマプチェ族のような伝統的な生活を送っている人はほとんどいませんが、日本では見ることのできない土着的な魅力が残っています。

アタカマ砂漠の家

アタカマ砂漠という名前の通り、チリ北部に広がるこの地域は非常に乾燥しています。
水は生命の源であり、この地域では貴重な存在です。
植物はほんの一部の種類しか生き残れません。
そんな過酷な環境の中にも、人々が暮らす町があります。その名はサン・ペドロ・デ・アタカマです。
ここでは、泥や粘土で作られたレンガを積み上げて家を建てています。
砂漠の家には、窓が小さいという特徴があります。
これは、昼と夜で気温が大きく変わる砂漠の気候に対応するための工夫です。
外からの空気を遮断することで、家の中の温度を安定させるのです。
日本では考えられないような砂漠の風景に囲まれた町は、私にとって非常に興味深いものです。

まとめ

チリの家は、その地域の自然や歴史や文化によって様々な特徴があります。
海岸線沿いの家はカラフルで風変わり、アンデス山脈沿いの家は暖かくて土着的、アタカマ砂漠の家は標高の高い場所にありレンガ造りです。
日本では見たことのない様式の家を見ることができるチリは、世界の家の多様性を感じることができる国です。
私はチリの家に魅了されましたが、皆さんはいかがでしょうか。
ぜひチリの家を見に行ってみてください。

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